2026/04/08 18:47

1940年代のエンジニアブーツを原型に、クラシックな10インチハイトで再構築された一足。



Makers MARYAM HORSE BUTT HORSE ENGINEER メイカーズ マリアム ホースバット ホース エンジニア(BLACK)[MK1106]
¥135,300 Taxin


その無骨な佇まいは、履き手に対して威圧感を与えるどころか、むしろ軽やかさとフィット感で驚かせる。

重厚なルックスから想像される堅牢さとは裏腹に、足を通すとすっと馴染み、日常に溶け込むような快適な履き心地を実現している。






アッパーには、イタリア・トスカーナ州の名門タンナー「MARYAM社」製ホースバットレザーを採用。

馬の臀部、いわゆる“BUTT”と呼ばれる部位を植物タンニンでじっくり鞣し、茶色に染めた下地の上から黒で仕上げる“茶芯”仕様だ。

厚みのある革ながらバケッタ製法により柔軟性を備え、履き始めから足に馴染む。

使い込むほどに表面の黒が擦れ、内側の茶色が浮かび上がり、シワや陰影とともに独特の経年変化を楽しめるのも魅力のひとつ。さらに、ホースバット特有のキズやトラ、血筋といった個体差が、一点ごとの表情を生み出す。






木型はナローなラウンドトゥを採用し、全体をすっきりとしたシャープなシルエットに設計。

細身のシャフトにライディングカットの履き口を組み合わせることで、足入れのしやすさと美しいラインを両立している。


製法は伝統のグッドイヤーウェルテッド。

堅牢さはもちろん、ソール交換にも対応するため長期使用に最適だ。

ミッドソールにはオイルをたっぷり含ませたベンズレザーを使用し、アウトソールとヒールにはDr.Sole製セパレートソールを装着。

屈曲性と耐久性、そしてグリップ力のバランスに優れている。


ディテールへのこだわりも随所に見られる。

履き口は補強革とステッチで補強され、バックステイにはプルループを装備。






バックルにはニッケル製のローラータイプを採用し、金属ならではの経年変化も楽しめる。

さらに、ソールエッジをブラックで統一することで茶芯レザーとのコントラストが際立ち、全体を引き締める効果を生んでいる。




無骨さと上品さを兼ね備え、履き込むほどに味わいを深める――そんな「育てるブーツ」としての魅力を、余すところなく備えた一足。

ページをめくるたびに手に取りたくなる、長く付き合えるパートナーとして、ぜひワードローブに加えたい。