牛革の可能性を、もう一度問い直す —— BOOTESという挑戦

BOOTES（＝牛飼い座）。
その名に込められたブランドの使命は、「牛革の可能性を追求すること」。

馬革の世界を深く掘り下げてきたFINE CREEK LEATHERSの山崎佳克氏が、あえて今、牛革に真正面から向き合う。
ホースハイドがもてはやされる昨今のレザー業界において、BOOTESは“牛革の復権”という明確な意志を持って一石を投じています。

BOOTES ARCTURUS custom ボーテス アークトゥルス カスタム （BLACK）[bts-arcturus-c]

¥50,000 税込 詳細はこちら

無骨さの美学を体現する、茶芯ステアハイドライダース

1960年代に存在した名作ライダースの前期モデルをベースに製作された一着。
3.0mm厚以上の極上ステアハイド（牛革）を厳選し、フルベジタブルタンニンで鞣した後、2.5mmに割って染料のみで仕上げたサンドイッチ仕様の茶芯レザーを採用しています。

バックルなどの付属はすべてスチール製。
パーツ一つひとつを型から起こすという徹底ぶりからも、妥協のないモノづくり姿勢が伝わってきます。

今回紹介するのは、エポレットとベルトを断ち切ったカスタムモデル。
切り落とした質感を活かすため、余剰部分をあえて残し、エポレットのスナップボタンやベルトループもそのまま残存。
カスタムならではの荒々しさと、一点物のような存在感が際立つ仕上がりです。

無骨で着ごたえがありながら、パターンは現代的に再構築。
クラシックなディテールを活かしつつ、今のファッションにも自然に溶け込むシルエットとなっています。

無骨さと革の本質を求める人へ。
BOOTESが提示する、新たな「牛革ライダース」の完成形です。

BOOTES MULETA ボーテス ムレータ （BLACK）[bts-Muleta-b]
¥50,000 税込 詳細はこちら

ミニマルの中に宿る、究極のクラフトマンシップ

続いては、デザイナー私物としてL社へカスタムオーダーされた、こだわりのシングルライダースジャケット。

背中には贅沢に一枚革を使用し、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザイン。
静かな佇まいの中に、確かな技術と経験が凝縮されています。

素材は、ベジタブルタンニン鞣し・アニリン仕上げの茶芯レザー。
2.5mm厚の牛革を1.5mmに割ることで、重厚感と着やすさを高次元で両立しています。

着込むほどにブラックの表情が薄れ、下地のブラウンが顔を出す——
いわゆる“育てる革”の魅力を、存分に味わえる一着です。

ファスナーには、ヴィンテージファンから支持の高いTALON（タロン）社製を採用。
細部に至るまで抜かりのない、完成度の高いレザージャケットに仕上がっています。

BOOTES URUS ボーテス ウルス（BLACK）[bts-urusu-b]
¥50,000 税込 詳細はこちら

ヴィンテージの記憶を受け継ぐ、唯一無二のシングルライダース

デザイナー私物として、1950年代頃のL社へカスタムオーダーされたヴィンテージシングルライダースをベースに製作された特別なモデル。

元となっているのは、Tのヴィンテージシングルライダース。
当時の空気感を色濃く残しながらも、細部に至るまで再構築された、極めて完成度の高い一着です。

最大の特徴は、袖にハギのない贅沢な構造、そして背中には一枚革を使用している点。
量産では決して成し得ない仕様からは、素材への強いこだわりとクラフトマンシップがひしひしと伝わってきます。

一目で伝わる無骨な佇まいと、確かな着ごたえ。
それでいて、パターンは細部まで見直され、現代のスタイリングにも自然に馴染むシルエットに仕上げられています。

往年のディテールを忠実に落とし込みながらも、
「今、着るためのライダース」として完成させた一着。

BOOTES HOOV ボーテス フーブ （BLACK）[bts-hoov-a]
¥30,000 税込 詳細はこちら

日常に溶け込む、新定番レザーパンツ「HOOV」

BOOTESから登場した、新型ストレートタイプレザーパンツ。
その名も**「HOOV」**。

シンプルな構成ながら、シルエット・素材・パーツに至るまで、徹底的に作り込まれた一本です。
デニム感覚で気負わず穿ける、“普段使いできるレザーパンツ”を目指して設計されています。

クセのない王道ストレートシルエットは、ブーツはもちろんスニーカーとも好相性。
極端に細すぎず太すぎないバランス感で、レザーパンツ初心者にもおすすめです。

素材には、1.6mm厚のLS（ライトステアハイド）素上げ芯通し牛革を使用。
しなやかで軽快な穿き心地は、履き始めから身体に自然と馴染み、レザー特有の硬さを感じさせません。

さらに、ウォッシャブルレザー仕様という点も大きな魅力。
レザーでありながら日常使いしやすく、気負わず穿ける一本に仕上がっています。

まとめ

BOOTESが提示するのは、単なる“レザーアイテム”ではなく、
牛革という素材の再定義。

無骨さ、経年変化、そして日常への落とし込み。
そのすべてを高い次元で成立させたプロダクトからは、牛革の持つ本質的な魅力がはっきりと伝わってきます。

「革とは何か」を改めて考えさせてくれる、そんなブランドです。

【内金・予約商品についてのご案内】

こちらは BOOTES 2026SS 予約商品 となります。
商品の入荷は 2026年11月〜12月頃 を予定しております。

※納期はあくまで予定となり、生産状況により前後する可能性がございます。
あらかじめご了承のうえ、ご予約ください。

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